今回は海外旅行で注意したい高山病について紹介していきます。
旅行中の高山病の症状から対策まで実際の旅行や登山・トレッキングの経験を元の紹介していきます。



その頭痛、風邪じゃないかも!海外旅行でかかる人が多い高山病と対策

海外旅行をするときに高山病が心配になる人もおおいのではないでしょうか?
特に海外旅行中に登山やトレッキングをしようと思っている人、南米に行こうと思っている人は標高の高いところへ行くのでとても気にしているはずです。
私も中南米に行きましたし登山やトレッキングで5000m、6000mの標高まで行ってきて、ちゃんと高山病を経験してきているので、その経験や周囲の高山病の人の症状や傾向などについてこれから紹介していきます。

普通に旅行をしていてもかかる高山病

高山病は日本では基本的に山に登る人がかかる病気?です。
病気といっても体がなにかウィルスなどに侵されているわけではなく、単純に酸素量が足りてないから起こる症状です。
ではなぜ普通に海外旅行をしているだけなのに高山病にかかるのか?というと、その旅行先の標高が高いからです。
高山病は2000mくらいの標高から症状が出てきます。そして中南米の都市は2000m以上の標高にあるところが多いのです。
私はメキシコシティにいる時に軽い頭痛と37℃台前半の微熱があったので風邪かなぁと思って日本から持って行ってたエスタックを飲んでいたのですが、まったく効きませんでした。
おそらく高山病ではないかと思います。
メキシコシティの標高は2250mくらいなので、体が慣れていないと弱いですが高山病の症状は出てきたりします。
登山やネパールのトレッキングで標高5000m以上に行く人は別記事で海外旅行での登山・トレッキングの高山病の記事を書きます。

観光旅行で高山病にかかるケース

先ほど説明したように海外を旅行していると登山をしていなくても高山病になることがあります。
ではどんな旅行先で高山病にかかる人が多いのでしょうか?
世界一周をして旅行中高山病にかかる人が多かったのは南米です。
南米では3000m~4000mの標高にある都市が多くあり、普通に生活するだけなのに富士山山頂くらいの酸素濃度の場所があります。
有名な話では海抜0mくらいの都市から飛行機でボリビアの首都ラパス(4000m前後)に移動してしまうと高確率で高山病にかかってしまいます。
私の旅行者をみてきた感覚だと、そのルートを使うと半分以上の人が高山病にかかります。
この時の症状は横になってても辛いくらいの症状で、はっきりと体調不良が分かるくらい辛い症状が出てしまいます。
こうなったら標高の低い街に移動するしか手段はありません。

特に注意が必要なマチュピチュ、ウユニ塩湖観光

南米に旅行に行く人で一番人気なのはマチュピチュとウユニ塩湖ではないでしょうか?
ペルーのマチュピチュとボリビアのウユニ塩湖は隣接する国なので10日くらいあれば両方いけてしまいます。
しかし、この2つの観光地は高山病のリスクが高い観光地です。

マチュピチュでの高山病

マチュピチュに行く人は日本からだと、どこかの国を経由してペルーの首都のリマに行きます。
そこからさらに飛行機でクスコに行くのですが、そのクスコという都市が標高3000m以上あります。
なのでいきなり飛行機で標高を上げてしまう人はクスコについた時点で高山病にかかり体調を崩す人が多いです。
しかし、マチュピチュは日本からの旅行客でも比較的、高山病で体調を崩す人が少ないように感じます。
その理由はマチュピチュの標高と工程にあります。
マチュピチュに行くときはクスコからマチュピチュの麓の村のマチュピチュ村に移動して1泊します。
このマチュピチュ村の標高が2000m後半くらいなので、クスコより低く、酸素濃度も濃くなるため、クスコで体調を崩しても酸素濃度の濃くなる(クスコに対して)マチュピチュ村まで標高を下げると高山病が回復する人が多くいます。

ウユニ塩湖の高山病

ウユニ塩湖は高山病にかかって体調を崩している人が多かったです。
比較的標高の高いところに慣れているバックパッカーでも体調を崩す人が1~2割程度いましたし、日本から飛行機できた人は5割以上は高山病にかかっていたイメージがあります。
マチュピチュよりウユニ塩湖の方が高山病にかかる人が多いのはやはり標高だと思います。
日本からウユニ塩湖に行こうとすると最初にボリビアの首都のラパスに着きます。
このラパスの空港が標高4000m以上あるので富士山山頂よりも高いです。
そこからウユニ塩湖の拠点となるウユニ村に移動しても標高は3700mくらいあり、富士山山頂とほぼ同じくらいです。
なので飛行機で海抜0mから一気に富士山山頂まで標高を上げてしまうことになるので、体がついていかず高山病にかかってしまいます。
バックパッカーで高山病にかかる人は無理な移動で体に負担をかけているケースが多いです。
ラパスからウユニ村に行くためには10時間以上バスで移動するのですが、道中の道がとても悪いです。
そして女性はトイレの心配もあるので水を控えます。そうすると体の血流も悪くなり、酸素も十分に運ばれないので高山病にリスクが上がると噂されています。

海外旅行中に私が経験した高山病

高山病に関してガイドブックだと誇張して書かれているイメージがありますが、高山病はいきなり気を失ってしまうような突発的なものではなく、症状は徐々にでてきます。
私が経験した症状ですと、最初は違和感ぐらいの頭痛がします。この時は高山病なのかストレスなのか?風邪なのか原因はわかりません。
この段階の頭痛はずーっと痛いというよりは、たまにツキン(ズキンより弱い)といった感じで違和感を感じるくらいです。脈拍のペースとかではなくもっと感覚があいて違和感がしました。
比較的寝ているときの方がつらく、熱も37℃台前半が常に出てる時もありました。あとは倦怠感や頭がぼーっとするといった症状といった感じです。
私はバックパッカーだったので幸運にも徐々に標高を上げることができました。なので普通の観光中はこの程度の高山病の症状で済みました。
そこからさらに標高を上げるとさらに高山病の症状は悪化していくのですが、それは観光中ではなく登山・トレッキングレベルの標高5000m以上に行ったときの症状なので別記事に記載していきます。

海外旅行での高山病対策

一番効果的な高山病対策としてはいきなり標高を上げないことです。
バックパッカーはいろんな都市を転々として移動もバスを使うので自然と高度順応ができてしまい、標高4000mの街についても少しだるいなーくらいの感覚で済みます。
なので可能ならいきなり飛行機で標高を上げてしまうのは避けた方がいいです。
しかし、日本からスポット的に海外旅行に行くとなるとそんなことも言ってられません。
なのでここからは高山病対策について紹介していきます。

簡単にできる高山病対策

1.日本にいる時に標高の高い山に登っておく

これは登山する人はや季節も限られますが、日本で標高の高い山に登っておいて体を標高の高いところに慣れさせてから旅行に行くと効果があるかもしれません。

2.現地に着いたら観光をせずに安静にしておく

せっかくの旅行なので現地に着いたら観光をしたくなると思いますが、それは我慢して安静にしておいた方が高山病には効果的です。
かといって寝ると呼吸が浅くなり、高山病になりやすいともいわれているので、ホテルや近くのカフェなどでゆっくりご飯を食べたりお茶をしたりするくらいが最適かと思います。
街ブラをしてもいいのですが、それよりもゆっくり座って過ごした方がいいかと私は思います。
街ブラをしたいなら2日目の方がよさげです。初日は移動の疲れもありますし…。

3.水やお茶をたくさん飲む

高山病対策としては水をたくさん飲むことが有名です。
高所にいると水分が失われやすくなりますし、水を飲むことで血流をよくし酸素の循環を向上させる効果があると聞いたことがあります。
また標高の高いところでは体の水分も失われやすいので高所にある都市に行く場合はのどが乾いてなくても定期的に水を飲むことが重要です。
また少しだるいな、とかちょっと頭痛がでてきたかな?というようなごくわずかな不調を感じた時もコップ1杯の水を飲むなどしておくと若干の高山病対策になります。
ボリビアですとコカ茶というのが高山病対策で有名です。
コカ茶はコカインの葉っぱのお茶なのですが、変な麻薬的な作用はないので安心してください。
実際に私が飲んでも他の旅行者が飲んでも誰も問題なかったです。
このコカの葉は日本には持ち込めないので注意してください。

海外旅行の高山病のまとめ

海外旅行で高山病に関して調べると、とても怖いことが書いてあったりしますが、普通に旅行をする分にはそこまで重症にはなりません。
ただ、高山病のせいでホテルから出られずまったく観光ができない、観光ができても体調が悪くまったく楽しめない。ということはよく起こります。
せっかくお金と時間をかけて旅行にいくのですから、なるべく高山病にはかからないに越したことはありません。
高山病は体質的なところが大きく影響してきますが、自分の対策でリスクや症状を減らすこともできます。
なので、標高の高い観光地に行く場合はなるべく無理をせず、楽すぎるくらいの工程にして常に体力MAXの状態にしておくことが私は大事なのではと思います。