気が付いたらいつの間にかキャノンから90Dが発売していた。
9月23日(月)に新宿ヨドバシカメラに行ってみたら9月20日発売と書かれていたので、そうだったんだーって感じでした。
今回は少し90Dを店頭で触ってみたのでその感想を少し書いていこうと思います。



キャノン90Dは動画撮影をする人には魅力大!アマチュア目線での評価

今回の90Dに関してはASP-Cの一眼レフカメラでは一番魅力的なカメラではないだろうか?といった印象です。
初めて一眼レフカメラを買う人は、とりあえず90Dを買っておけば問題ないと思うくらい高スペックで、今後も長く使えるカメラだと思っています。
キャノン90Dの主な魅力としては下記の3点ではないでしょうか?

  • 約3250万画素の高画質
  • 連射機能や視野角、オートフォーカスなどの基本スペックの向上
  • 4K動画に対応

今回はこのことを踏まえて90Dはどんな人におすすめなのか?安くなっている80Dや70Dとの差。逆に高級なフルサイズとの差をアマチュア目線で考えていこうと思います。

約3250万画素の高画質は本当に魅力なのか?

90Dは高画質を全面的に押し出しています。
画素数だけで言えば、他の機種と比べてもかなり高画質なのが分かります。

  • 5D mark5 約3040万画素
  • 6D mark2 約2620万画素
  • 80D 約2420万画素

ではアマチュアカメラマンにそのような高画質が必要なのでしょうか…?
その答えは…人によります。
というと怒られそうなので、私個人の意見を言わせていただければ必要ないと思っています。
私自身がカメラは自分で撮ってあとで見返して満足する程度で作品展をしたりするわけでもないのでそこまで高画質はいらないかなぁって思っています。
さらに3250万画素の90Dで撮った写真と2420万画素の80Dで撮った写真を別々で見せられたらどっちがどっちなのかわからないか?90Dの方が若干奇麗に見えるかなぁってくらいになると思います。
A3サイズのような大きなサイズで現像したりしたらわかるかもしれないですが、自分で写真を撮って楽しむアマチュアレベルならそこまでは必要ないかなぁって思っています。
もちろん高画質の方がスペックがいいのでお金持ちの人はそちらの方がいいですよ。

アマチュアはみんなRAW画像で撮影するのか?

高画質の強みは色の再現の他にも編集に強いということにも大きく影響してくると思っています。
しかしカメラでjpg保存をしていたら、勝手に色情報は削減されてしまい、せっかくの高画質も力が半減してしまいます。
そこでRAW画像で撮影しようとすると、今度は色情報が多すぎて容量がかなり重くなってしまいます。
撮った写真をゴリゴリ編集する人はRAW画像で撮らないといけないし、高画質であった方がいいかと思いますが、jpg保存をしているアマチュアの人や画像編集があまりできない人はそこまで高画質にこだわらなくてもいいのでは?
と思うのがアマチュアカメラマンの私の意見です。

画素数と容量の問題

画素数が上がってくると当然容量も上がってきます。
感覚で言って申し訳ないですが3250万画素のRAWデータの場合、画像1枚につき約60~70MBくらいの容量が必要になるのではないでしょうか?
仮に旅行に行ってたくさん写真を撮ったとします。その量は1000枚。
そうすると容量は60GB~70GBとなりますので必然的にSDカードは128GB以上の容量のものでないと不安が出てきてしまいます。
さらにそれを自宅PCに保存して、さらに編集したりすると…となると莫大な容量になってきて、SDカードや外付けのストレージなどでお金がどんどん必要になってきます。

連射機能や視野角、オートフォーカスなどの基本スペックの向上

90Dは画素数だけでなくカメラの基本スペックも大きく向上していると思います。
その中でも私が一番注目しているのは視野角。
80Dだとアスペクト比で変わるものの上下が96%だったり、左右が96%だったりします。
私は80Dを使用しているのですが、ファインダーを覗いた時に周囲の邪魔なものが入らないように構図を決めて撮っているのに、実際に撮影した画像を家のPCで確認してみると邪魔な人や物が写ってしまったり、変にスペースが空いてしまったりしてしまいます。
それが90Dだと上下、左右共に100%なのでファインダーで覗いたままの状態で保存してくれます。

オートフォーカスの向上

オートフォーカスに関しては70Dから80Dになったときにかなり向上したと思っています。
正直80Dのオートフォーカスの機能でも十分なくらい素晴らしいスペックです。
それに加え90Dでは瞳オートフォーカスという機能が強化されたようです。
私もポートレートは撮るのですが、オートフォーカスは1点オートフォーカスを利用しています。これが自分の一番撮影したいように取れると思っているからです。
しかし、子供や動物のようによく動く、動きが予想できない、といった被写体を取るときは1点オートフォーカスでは間に合わなくなっていまうので瞳オートフォーカスが役に立つかもしれません。

連射機能の向上

連射機能に関しては私は使わないので、あまり詳しく言えません。
80Dでは最高約7.0コマ/秒だった性能が90Dではファインダー撮影時で最高約10コマ/秒に性能がアップしています。
子供の撮影や鳥やスポーツの撮影をよくする人には魅力的かもしれません。

そのほかのスペック

そのほかにもダイナミックレンジが広くなったりISO感度の強化なども行っているようです。
特に白トビには力を入れたようなので、そういった面でも80Dより魅力はあると思っています。

4K動画に対応

80Dから90Dで大きく変わるものの1つとして90Dでは4K撮影ができるようになりました。
これは6Dmark2でもできなかったので、もし一眼ムービーを撮る人にとってはとても魅力的なのではないでしょうか?
90Dの4K撮影は29.97p/25.00pに対応しているようです。またフルHD撮影でも80Dは59.94pまでだったのが90Dでは119.88p/100.00pまで対応して、より早い動きやスロー編集に強くなりました。
もちろん、このような機能を使用するためにはSDカードのスペックをあげないといけなくUHS-I、UHSスピードクラス3以上のSDカードが必要になりますが、現段階で4K撮影ができることはかなり強いメリットではないでしょうか?

今後の機種の動画性能について

90Dの動画性能は4K対応したことによって普通に動画撮影をする分には申し分のないスペックです。
しかし、今後発売される機種はこのスペックを上回らないといけません。となるとどんなスペックの性能になるのか…?というと。

  • 4Kで60pや120pに対応
  • 8K対応

もうこの2つしか残っていないのではないでしょうか?
正直フルHDでもキレイと思っている私は4Kでもかなりハイスペックだと思っています。まして8Kとなると容量ばかり重くなって、本当にそこまでの画質が必要なのか?とさえ思ってしまいます。
動画編集でスロー編集はよく行われることなので90Dでは基本的に4Kのスロー編集ができないのは残念ですが、現状のカメラではトップレベルの動画撮影のスペックを持っていると言えます。

キャノン90Dはどんな人におすすめ?

ここまで90Dの機能について私の意見を述べさせていただきましたが、これからはどんな人にこの90Dはおすすめなのかを考えていこうと思います。
私の思う90Dの購入がおすすめな人は以下のような人です。

  • 初めて一眼レフカメラを購入して本格的に写真を撮りたい人
  • 一眼レフカメラで動画撮影をする人
  • 70D以前のカメラやそれと同クラスのカメラから買い替えを検討している人

初めて一眼レフカメラを購入して本格的に写真を撮りたい人

初めて一眼レフカメラを購入するなら90Dでなく入門機のkissシリーズの方が安くていいのでは?と思う人も多いと思います。
その意見も私は正しいと思います。
がしかし、初めて一眼レフカメラを購入する人にも2種類の人がいると思います。それは…

  • とりあえず一眼レフカメラがどんなものか使ってみたい人
  • 一眼レフカメラの様々な機能を使って自分の撮りたい写真を撮りたい人

kissシリーズを購入するか90Dを購入するかの分岐点は上記のどちらに分類されるかで決まると思っています。
前者ならkissシリーズ、後者なら90Dです。
90Dは一眼レフカメラでできることは基本的にすべてできると思っています。
1つ問題点をあげるならセンサーサイズがフルサイズではないという点だけ。
なので一眼レフの特性を活かしていろいろと写真が撮りたいと思っている人には、高級なフルサイズの前に90Dを購入したほうがいい、という判断です。
また、90Dは現行のフルサイズよりもスペックが高い部分も多くあるので、フルサイズを購入しようと思う人は、おそらく来年の春くらいに5Dの後継機が発売されると思うので、それを待った方がいいかと思います。

一眼レフカメラで動画撮影をする人

一眼レフカメラで動画を撮影することが目的な人には90Dは本当におすすめです。
前に述べたように4K撮影ができたちフルHD撮影も強化された点もおすすめの理由ですが、そのほかにバリアングル液晶は動画撮影をするには欠かせないものです。
来年に5Dの後継機がでると90Dより動画撮影のスペックは向上してくると思いますが、5Dは絶対にバリアングル液晶にはなりません。
なのでたとえスペックが上がったとしても動画撮影に関しては90Dの方が私は上位に位置すると考えています。
90Dを超える動画撮影スペックを持つ機種は6Dの後継機が出るまでキャノンからは出ないと思っています。
すなわちあと2年以内は一眼レフ撮影に関して90Dを超える機種は出てこないと予想していますので、間違いなく90Dはおすすめです。
※C200とかのビデオカメラは除いて話をしています。

70D以前のカメラやそれと同クラスのカメラから買い替えを検討している人

60Dや70D、80Dや他メーカーの同クラスのカメラを所有している人が90Dに買い替える件ですが、キャノンだと70D以前のカメラを持っている人は90Dに買い替えてもいいと思います。
特に60D以前のカメラなら積極的に買い替えた方がいいくらいスペックは向上していると思います。

80Dから90Dへの買い替えの必要性は?

写真性能だけだと80Dから90Dへの買い替えは、そこまで魅力的ではないと思っています。今回向上したスペックの中で自分が多用するものがはまっている人のみ買い替えればいいのかなぁって考えです。

70Dから90Dへの買い替えの必要性は?

70Dから90Dへの買い替えは前向きに考えてもいいと思います。
その理由は70Dと比べるとオートフォーカスがかなり強化されている点と画質や基本スペックの向上です。
ただ、劇的に変わるというほどではないと思うので、できたら買い替えた方がいいのでは?というレベルです。

60D以前から90Dへの買い替えの必要性は?

60D以前から90Dへの買い替えは積極的に行うべきだと思っています。
60Dに慣れている人は不便はないと思っているかもしれませんが、70Dからはタッチパネルの機能が付きました。
60Dに慣れていても70D以降のタッチパネル操作ができるのとできないのではかなり利便性に差がでます。
また70Dから80Dの間で前にも述べたようにオートフォーカスがかなり強化されています。また明るさというかISO感度も70Dから80Dの間でかなり強化されています。
その上に視野角の向上や画質、その他もろもろの機能の向上を考えると60D以前のカメラと90Dではかなり性能に差が出てしまっているので、積極的に購入するべきだと思います。
また今、安くなっているからと言って60D以前の機種を購入するよりも90Dを購入したほうがいいです。せめて90Dの発売で値が下がるであろう80Dを購入するべきです。

キャノン90Dのまとめ

「APS-C一眼レフの完成形」と強気な発言で発売されたキャノンの90Dですが、その発言通りAPS-C一眼レフでは群を抜いて高スペックのカメラだと私は思っています。
スペックを見た時に本当にすごいカメラを作ったなぁって思いました。
カメラは決して安いものではないので安易に購入はできないですが、一眼ムービーを撮影する人には本当にこの90Dはおすすめだと思っています。
フルサイズと比べても全く性能的には劣っていないですので、画角とセンサーサイズ(特にノイズ)以外に焦点を当てれば現状で一番おすすめなAPS-C一眼レフなのではないでしょうか?

ミラーレスと一眼レフはどっちがいい?

キャノンがここまで高性能なAPS-C一眼レフを出してきた背景には最近のミラーレスブームが影響しているのかなぁって私は勝手に想像しています。
性能はそのまま?で軽量化されているミラーレスに走る人が急増中!って感じもしなくもありません。
なのでキャノンはここまで高性能なAPS-C一眼レフを出してきたのではないでしょうか?
それはつまり、今まで出し惜しみをしてきた機能を一気に放出したともいえるので、このタイミングでの90Dの購入は、まさに買い時なのでは?と思います。
私は電子的なミラーレスより光学的な一眼レフの方が写真を撮っている気がして好きなので、このまま一眼レフには頑張ってほしいと思っています。
余談ですが、私は山にも登るので軽量化は大事だと思っています。山での写真撮影が主な人はミラーレスの方がいいかもしれませんよ。